成田を飛び立ち12時間と少しのフライトで、僕らを乗せたA340-600は、何事もなくロンドン、ヒースロー空港に到着。いつものように手配されたバンで市内へ向かう。
今回のツアーは、BBCのテレビ出演で幕を開けた。
Later with Jools Hollandという音楽番組、皆さんはご存知だろうか。僕は知らなかったよ。しかしロンドンでは人気のある、そして権威のある音楽番組だそうだ。入国審査のおじさん、それも隣のブースのおじさんが、僕らがそれに出演すると分かるや否や、やたら興奮して話しかけて来てくれたよ。
日本人の出演は、、、、初めて、かな。これは未確認。
なんでも、夏頃にレーベルメイトのBen westbeech君が出演したときは、ポール・マッカートニーとビョークが共演だったらしいよ。僕らと共演してくれたのは、ハードファイ、カーキ・キングなどなど。
ホテルに到着した後、早速BBCにサウンドチェックに向かう。
ラジオ同様、歴史を感じる建物。そして広大なスタジオ。センターにカメラを置き、その周りを取り囲むように4つのステージが組まれている。カメラマン達はぐるぐる回るわけだ。
楽器をセットアップし、モニター環境を整え、音を出し、つつがなくチェックは終了。
ホテルに戻り、近所のタイ料理屋で遅い夕飯を取り(これが美味かった!)、心地よい旅の疲れを感じながら、適度な硬さのベッドに沈む。
そして迎えた2日目、収録本番当日。
昼過ぎに再びスタジオに入り、今度はカメラリハーサル。ホテルで小休止した後、いよいよ本番を迎える。Brownswoodのスタッフ達も、ジャイルスを含め、総出で応援に駆けつけてくれた。期待の高さを感じるね。
4バンドと2人のソロアーティストが1曲ずつ演奏していく。Joolsおじさんの名司会を挟みながら、カメラマン達はぐるぐるぐるぐる。僕らは先方の希望で、マクロケとA.I.Eの2曲を演奏した。
ディレクターの指示を見間違え、僕らの番じゃないタイミングで演奏しかけちゃったハプニングも、Joolsおじさんの名司会で美味しい感じに。。。。たぶん。
初めて映像としてイギリスのお茶の間に届く僕らの演奏。そう思って多少の緊張は感じるも、始まってしまえば、そんな事は関係ない。いつも通り、なんならいつも以上にいいプレイが出来たと思う。楽しかったよ!!
カーキ・キングが僕らの事を知っててくれたのも嬉しかったね。彼女の演奏も最高にすばらしかった。
日本でもCSで放送されてるなんて噂も聞いたんだけど、これも未確認。でも何かのタイミングでみんなにも見て欲しいなと思ってます。
さあ、まだ始まったばかりのこのツアー。これから何が起きるか楽しみだね。
いまこの文章はフランスのナンシーで書いてます。3日目。これから本番さ。
行ってきます。