ナンシーを出発したのも、やはり早朝。
手配されたバスで一路パリ、シャルルドゴール空港へ4時間半のドライブ。来週またパリに来るというのに。。。
運転手さんのスタントマンばりの運転で、かなり早く到着。空港内のカフェでクロックムッシュを食べながら時間をつぶす。
飛んでしまえばあっという間。2時間ほどのフライトでブダペストに降り立った。
すでに夕暮れ。ブダペストの街に到着する頃にはすっかり暗くなっていた。しかしそのおかげで僕らを迎えてくれたのは、美しくライトアップされたブダ城、そしてその光を柔らかく反射させるドナウ川だった。もう昇天。これまで見た事の無い美しい風景だった。
ホテルに荷物を置き、アテンドのゲルグ君おすすめのレストランへ。
ハンガリーの料理はパプリカをよく使う。そしてその代表がグヤーシュ。牛肉と野菜を煮込んだシチューのようなもの。これがまたうまいんだわ。僕はジンジャーポークをオーダー。これも当たり。というか、メンバーそれぞれ、いろいろな料理を頼んだのだが、一つとして外れなし。どれもこれも最高に美味い!
どうやらハンガリー人の味覚と日本人の味覚は近いようだ。
この日は移動日。幸せな満腹感とともにベッドへしずむ。。。。
そして2日目。サウンドチェックが始まる夕方までみんなで観光。
まずはホテルそばの市場へ。野菜から、お酒、民芸品まで、なんでも売ってる市場。屋台のような売店の立ち並ぶ一角で昼食。この日もはずれ無し。ほんとに美味いのよ。
その後、ブダ城へ。小高い丘の上にあり、砦から街が一望できる。その砦の脇にある教会は残念ながら改修工事中。しかし足場の隙間から見える外壁は相当美しかったね。
そしてハンガリー観光のハイライト、温泉へ。
城の麓からトラムにのり、10分ほどで到着、、、のはずだったのだが、なにやら厳つい男が声をかけてくる。
「キッブみせて。」
しかし乗った駅に切符の販売機はなく、よくシステムがわからないまま乗っていた。
「あ、いくらですか?」
「切符もってないの?はい降りてー。」
彼らはコントローラーというらしい。基本的に改札は無く、切符なり、パスをあらかじめ買って乗るものらしい。で、この抜き打ち検査で持ってないと、罰金。
なんとなくその場を離れようとしてみたが失敗。英語の分からないフリをしても、メモ帳を使って筆談でせめて来る。ひとり5000Frt。しかし実際問題、そんなにお金を持ち歩いてない。財布を見せ、あるだけ集めて3人で約10000Frtで決着。つまり値切った訳だ。その罰金は正式には処理されることなく、彼のおこずかいになるのだろう。何もレシート的なものもらわなかったし。まあ後にこれがMCのネタにもなったし、旅のいい思い出になったし、よかったかな。と、言い聞かせてます。
スッカラカンで向かった温泉。予想以上に賑わっていた。
この異国の地で足を伸ばしに伸ばしてお湯に浸かれるのは、何事にも代え難い幸せだった。疲れた体には嬉しすぎる。ハンガリーはこういった温泉も名物。もし訪れた際には是非味わってみて。
さあ、ライブの時間。
ライブ編はまた後ほど。