ベルリンで2日間の休日。
一日目は運良く日曜日。というわけでAki君の案内でフリーマーケットへ。
ベルリンの街は、日曜日に営業出来る店は一部のレストランとバーだけ。普通の洋服屋とかは閉まってるんだよね。そのせいか、フリーマーケットは凄い人。古着魂に火が付きそうになるが、それよりもレコード!決して激安ではないけれど、それでも日本よりは安い。前日のALEXのDJに感化されたばかりの僕は、DiscoとかBoogieに的を絞って掘ってきたよ。
この日、3カ所のフリーマーケットを回ったんだけど、まずまずの収穫。欲しいのも見つけたけど、日本で苦労して見つけたやつが激安であって悔しい思いをしたよ。
あとサングラス。元さんの誕生日祝いに偶然見つけたヴィンテージのCAZALをみんなで買ったり、自分用に数本買ったり。
その他にもいろいろ興味を引かれるものがいっぱいあった。古いカメラケースとか、かわいい食器とか。
夕飯は、Aki君のガールフレンドがバイトしているラーメン屋へ。
なんでも、オーナーのドイツ人が日本で修行して開いた店らしい。なんと麺は毎日手打ち!
スープはとんこつ、しょうゆ、みそ、しお、とすべて網羅しているが、一押しは塩ととんこついうことで、僕は塩をオーダー。
いや、海外でこの味を食べれると思わなかったよ。至福のひとときを過ごしました。岡本MOBYに報告しないと。
一度ホテルに戻り、夜、Fat Freddy's Dropのライブを見に、ホテル近くのライブハウスへ。彼らは、僕らのEU盤と同じく、Compostからリリースしているニュージーランドのレゲエ・ダブバンド。彼らがヨーロッパに進出した時期がちょうど僕らと同じ時期ということもあり、何度か共演している。グラストンベリーにも出てたよ。気持ちのいい低音で揺れた後、これまた近所にあるクラブでアフターパーティー。クラブといっても、ここは川のほとりにあるアウトドアのクラブ。緑が揺れ、月明かりが川面に映るその横で、JAZZANOVAのALEXが気持ちのいいHouseやBoogieをプレイしている。音は小さいけど、ウッドデッキに並んだソファーでベルリンの若者たちが気持ち良さそうにお酒を飲んでいる。
オーガナイザーのダニエルが言った。
「これが今のベルリンなんだよ。」
欲しい。東京にもこういう箱が欲しい。どこかにいい場所はないかな。そんなことを妄想しながら見上げた空は少し明るくなっていた。
そして2日目のオフ。旧東ドイツの象徴であるテレビ塔の下にある、ナイスな兄ちゃんが経営するレンタサイクル屋で、ごきげんなチャリをレンタル。今日の目的は古着屋巡り!ベルリンの街をAki君のロードレーサーを先頭に疾走する。ベルリンは平地なので自転車があればどこにでも行けるそうだ。しかし気をつけなければならないのは、自動車と同じ扱いだということ。歩道を走れば罰金だし、車同様、右側通行。大通りの交差点を左折する時は手で合図をして自動車と同じ左折レーンへ。こればまた楽しいんだわ。ひげ面の奇妙な二日本人集団が、一列縦隊でベルリンを疾走する姿はさぞかし滑稽だっただろう。
で、古着の収穫はというと、、、今回はゼロ。しかしそのおかげでベルリンの中心部はほぼ一周できた。
改めてベルリンが好きになったよ。
明日はパリへ移動。
元さんのトランクはまだ行方不明。
どこへいったんだ。どうなってるんだ。
おやすみ。