まさに太陽の国だ。
ノルウェーから2回飛行機を乗り継いでスペインはビルバオへ。そこから車で1時間半のドライブで、目的地サンタンデールへ。深夜の到着だったのですぐには分からなかったが、翌朝起きて街に出てみれば、まさにスペイン。美しい町並み、美しい空、そして美しい海。大西洋だ。
夕方からのサウンドチェックだったので、昼間はばっちり観光。とりあえず海へ向かう。観光地らしく、沢山の人で賑わっている。そこで1台の観光船を見つけた。おそらく港を周遊してくれるのだろう、と思いチケット買い、ダッシュで乗り込む。やがて船は港を離れ、沖へ。サンタンデールは大西洋から少し入った、大きな湾に面している。ので、対岸にもなにやら美しいビーチが見える。とおもったらみるみるそのビーチへ近づいて行くじゃないですか。どうやら周遊船ではなく、そのビーチへ行くための船だったよう。ならば行ってみようじゃないか。
そのビーチは小さな半島のような形をしていて、白い砂と少しの低木しかない。バーが一軒ぽつんと建っている。赤い桟橋を駆け下り、少しの緑がある小高い丘へ駆け上る。
すごい。
見渡す限り白い砂と青い海。
これぞスペイン。
太陽の国。
数組の老夫婦、カップル、女子高生のグループが太陽に身を委ねている。おばあちゃんもばっちり焼いてるよ。ビーチから一段高くなった丘に陣取り、そのまま横になってみた。太陽、風、波の音。完璧だ。慌ただしいツアーの中で、こういう時間がとれた事が何よりも嬉しい。そして昨日はノルウェーの荘厳な海とのギャップに少し戸惑う。ともあれ、このツアーを振り返り、ライブを反芻し、頭にたまっていたアイディア整理し、そして頭のスイッチを切った。
再び船で戻り、ホテルの近くで遅い昼食をとり、ライブ会場へ向かう。
鏡をみてビックリ。サングラスの跡が顔に。。。。
太陽の国をなめちゃいけないね。寝ながら思ったんだけどね。見事に日焼け。
腕と顔がまっかっか。目の周りをのぞいて。
ライブ会場は街の中心にある広場。フリーコンサートだった。前回スペインのサラマンカに行ったときもフリーだったな。会場入りしたときはまばらだった人も、開演5分前にはパンパンに。しかしこの街は英語が通じないのよ。英語で煽っても煽っても、それに応えてくれるのは10分の1くらい。それでも演奏には熱く応えてくれた。やはりスペイン語もマスターする必要があるね。次に来る時までにある程度は勉強してこよう。
明日はベルギーへ行きます。





